授業について

岩間国語塾の基本方針

 国語は現代文・古文・漢文というカテゴリーで構成される教科ですが、これらは別個のものではなく、相互に密接に関連しています。たとえば、古典の文章であれ現代語の文章であれ、日本語としての基本的構造に違いがあるわけではなく、またそもそも古典の文章と現代語の文章に明確な区別はありません。大学入試の現代文では評論の文章が出題されることが多いのですが、現代文の評論の論理展開の基盤は漢文の評論にあります。さらに答案の内容や表現についての判断は、現代文の場合も古典の場合も基本的に共通です。つまり現代文・古文・漢文の違いは、その文章が記された地域・時代毎の「筆者と読者の共有する知識・認識」の違いであり、それ以外は基本的に違いがない、と考えます。その上現在の大学入学試験のシステムでは、難関大学を志望するなら、ほとんどの場合共通テストを受験する必要があります。したがって岩間国語塾では各講座とも現代文・古文・漢文をバランスよく、統一的で普遍的な方法で学習する方針を採ります。また、2学期以降は受講生自身が作った答案を授業内で添削し、答案記述のポイントを教授します。
 予めご注意いただきたいのは、一つの講座で必要な全分野を学習しますので、暗記事項の羅列に終始する時間的余裕はありません。知識の習得の方法やポイントについては授業内で説明いたしますので、暗記という作業自体は受講生自身が積極的に行なってください。

 小論文の学習では取り立てて暗記する事柄が多いわけではありませんが、例えば医学部小論文の場合、医学・医療についての一般的知識のみならず、広く人文・社会系の分野についての理解を基に答案を書くことが求められることも珍しくありません。またそれらの分野についての理解があればこそ、適切な表現で妥当な内容の文章を書くことが可能となります。したがって授業においては単に「書き方」の教授に留まらず、できるかぎり広い分野についての素養の獲得も重視して講義いたします。また、小論文の授業では、原則的に毎回の授業の内容を踏まえて答案を作成してもらい、それを添削して返却、次回の授業で添削ポイントと修正点を説明します。

 いずれにせよ、小手先の「テクニック」や安易な「解法」に頼らない、根本的本質的な実力を身につけることを目指した授業です。